遼くん“3冠”、藤田が初MVP 国内男子表彰選手

[ 2010年12月6日 12:48 ]

日本ゴルフツアー機構の表彰を受けた(左から)金庚泰、藤田寛之、石川遼、池田勇太の4選手

 国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は6日、東京都内のホテルで今季の表彰選手を発表し、各大会の順位や賞金ランキングなどをポイントに換算して決める最優秀選手に藤田寛之が初めて選ばれた。5日までの日本シリーズJTカップを制した41歳の藤田は今季2勝で賞金額では2位。

 昨季は賞金王など9部門で表彰を受けた石川遼は、4・32をマークしたバーディー率(1ラウンドあたりの平均バーディー数)と、各部門の数値をポイント化し、総合力の指標とするUnisysポイント、最も印象的な選手をファンが選ぶMIP賞の3部門を受賞した。

 韓国選手初の賞金王となった金庚泰は平均ストローク、パーセーブ率、パーオン率を合わせ、4部門を獲得。最多の4勝を挙げた池田勇太は平均パット、ゴルフ記者賞の2部門で表彰を受け、ツアー初勝利を挙げた21歳の薗田峻輔が最優秀新人に選ばれた。

 ▼藤田寛之の話 ことしの男子ツアーを引っ張ったのは僕ではないと思う。石川君、池田君、薗田君ら若手が元気。若手に負けるなという声を聞くと、うれしい半面、ちょっと悲しい。でも、声援があるから頑張っていける。1年でも長くツアーにいたい。
 ▼池田勇太の話 過酷な状況のなかで2年連続4勝できたという点は誇りに思う。今までやってきたことが間違いではないと感じた。自分を褒めてあげたい。

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2010年12月6日のニュース