金魚鉢を落とし2試合欠場も…貞方2位発進

[ 2010年8月20日 06:00 ]

 スポニチ後援男子ゴルフツアーの関西オープン第1日は19日、京都・田辺カントリー倶楽部(6810ヤード、パー70)で行われ、貞方章男(31=フリー)が首位と1打差の2位と好スタートを切った。7月中旬に金魚鉢を落として右足甲を負傷。ツアー2試合を欠場するなどブランクをつくったが、6バーディー、2ボギーの4アンダー、66で回った。山下和宏(36=ザ・サイプレスGC)が5アンダーで単独首位に立った。

 7月9日のレクサス選手権第2日以来、41日ぶりの試合で貞方が2位と好発進。後半の3バーディーはすべて3メートル以内につけるなどショットがさえ、「波に乗れて気分を損なうことなくプレーできました」と笑顔がはじけた。7月中旬に自宅で金魚鉢を落とし、割れたガラスが右足甲に刺さって6針を縫った。小指と薬指の神経やじん帯も損傷して自宅で静養したが、出るはずだった試合をテレビ観戦して「ゴルフをやりたくなった」という欲求をぶつけた。

 <キャディ交代もめげず山下首位>ツアー未勝利の山下が初の単独首位に立った。1アンダーで折り返した際、女性のハウスキャディーが熱中症でダウン。後半のアウトはギャラリー整備をしていた学生がバッグをかついだが、キャディー交代のアクシデントにめげず4バーディーを奪った。「トップは気分がいい。スーパースターがいない間にね」と石川遼が欠場の試合で残り3日間、首位を守るつもりだ。

 <成田OB森田耐えて19位>甲子園で4強に進出した成田高のOB、森田がパープレーで19位発進。後半に崩れ、前半5バーディーの貯金を使い果たしながらも耐えた。野球部の尾島監督とは同級生で、今でも食事をする仲。20日にナインが決勝進出をかけて戦っている時に、今季2度目の予選突破をかけて18ホールを回る。「同級生も後輩も頑張っているんだから、僕も頑張らないとね」と気合を入れた。

 ▼3位武藤俊憲 無理を言って去年のボールを使って、何とか自分の武器であるショットで勝負できた。(67で今季自己ベスト発進)

 ▼6位平塚哲二 暑さは(アジアンツアーで経験している)ミャンマーの方が凄かった。あの時は40度を超えていたからね。(全米プロ帰りの疲れも見せず好発進)

 ▼34位藤田寛之 コースが狭いし、悪い部分が出た。(調子の波が)底辺まで来た感じ。(前年覇者は出遅れ)

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2010年8月20日のニュース