スタートで勝負決めた古賀 圧巻のスプリント力

[ 2010年8月20日 12:50 ]

 競泳のパンパシフィック選手権第2日は19日、米カリフォルニア州アーバインで行われ、男子50メートル背泳ぎは古賀淳也(スウィン埼玉)が24秒86で制した。

 スタートで鋭く反応し、浮き上がりから一気に加速した。男子50メートル背泳ぎは古賀が圧巻のスプリント力で制覇。銀メダルを獲得した前夜の100メートルと違い「今回はスタートだけで勝ったようなもの」と、本領発揮に誇らしげだった。
 スタート板をけって後ろ向きに飛び込む動きが理想的だった。角度もタイミングもぴったりで「水中に針が通るような感じだった」という。さらに浮上してからのひとかき目で水を巧みにつかみ「水に乗った」と表現した。
 後半は慌てて泳ぎが乱れたという。これがなければ、タイムはさらに上がっただけに「泳ぎは全開じゃない。もっと泳ぎ込まないといけない」。100メートルでの世界記録樹立を視野に入れるという11月の広州アジア大会に向け、反省も忘れなかった。(共同)

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2010年8月20日のニュース