北島康介 今季世界最高で決勝「まだ力があることを証明できた」

[ 2010年8月20日 08:04 ]

 競泳のパンパシフィック選手権第2日は19日、米カリフォルニア州アーバインで行われ、男子100メートル平泳ぎ予選で、北島康介(日本コカ・コーラ)が2大会連続2冠に輝いた北京五輪で出した自身の日本記録に0秒13と迫る59秒04の今季世界最高タイムで、全体1位で決勝に進んだ。同五輪後に長期休養した北島は、今大会が主要国際大会復帰戦となった。

 日本選手権覇者の立石諒(NECグリーン)は1分0秒09の2位で、58秒58の世界記録を持つブレントン・リカード(オーストラリア)は北島から1秒85遅れで通過。
 女子100メートル平泳ぎ予選は日本記録保持者の鈴木聡美(山梨学院大)が1分6秒94の全体4位で決勝に進出した。男子50メートル背泳ぎは昨夏の世界選手権銀メダルの古賀淳也(スウィン埼玉)と入江陵介(イトマンSS)が順当に予選を通過した。

 ▼北島康介の話 まだ力があるということを予選で証明できた。腕と脚のバランスもうまくかみ合った泳ぎができた。(最後は)流したつもりはないが横を見ながらという感じ。(前半27秒93)スピードが出てきている証拠。前半を27秒台で入らないと59秒台前半にはいかない。これからの楽しみが増えた。(共同)

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2010年8月20日のニュース