次代のエース候補・笹田、メダル届かず涙

[ 2010年8月20日 06:00 ]

体操女子個人総合でメダルを逃し、泣きだす笹田夏実

 ユース五輪第6日は19日、シンガポールで行われ、体操女子個人総合で笹田夏実(大泉スワローク)が4位となった。予選を10位で通過した14歳の笹田は、決勝は好演技で2種目を終わり3位としたが、床運動と跳馬で得点が伸びず、55・100点だった。

 自転車の男子BMXでは長迫吉拓(アンオーソライズド)が5位。1チーム3人で半面コートを使って対戦する3人制バスケットボール女子で、1次リーグD組の日本は34―20でフランスを下して通算3勝1敗とし、同組2位で準々決勝に進出した。

 <体操女子個人総合>笹田は悔し涙が止まらなかった。3種目を終えて3位と0・100点差の4位も、逆転を狙った最後の跳馬は着地でひざをつくミス。表彰台に一歩届かなかった。年齢制限で10月の世界選手権には出場できないが、実力では鶴見虹子(朝日生命ク)に迫る存在で次代のエース候補。母・弥生さん(旧姓加納)は日本がボイコットした80年モスクワ五輪代表。母が立てなかった五輪の舞台を目指す14歳は「たくさん練習して、世界で活躍できるようになりたい」とほろ苦い経験を糧にすることを誓った。

続きを表示

2010年8月20日のニュース