二所ノ関一門会で新理事長が相撲協会の状況を説明

　大相撲の二所ノ関一門は２０日、東京・両国国技館で一門会を開き、同一門からは二子山理事長（元横綱初代若乃花）以来１８年ぶりに日本相撲協会のトップに就いた放駒理事長（元大関魁傑）が、不祥事に揺れる協会の全般的な状況を報告した。

　出席者によれば、公益法人制度改革の説明も行われ、協会の改革を目指す第三者機関「ガバナンス（統治）の整備に関する独立委員会」に、一門代表のオブザーバーとして出席した湊川親方（元小結大徹）が協議内容を報告した。
　暴力団関係者から地方場所宿舎を借りるとともに、弟子の十両松谷らの野球賭博関与が新たに発覚した松ケ根親方（元大関若嶋津）は欠席した。