放駒理事最有力も…次期理事長人選は難航か

[ 2010年8月6日 06:00 ]

 相撲協会の最高議決機関である理事会を構成する理事の任期は2年。今年2月に改選が行われ、現理事の任期は12年1月まで。定員は9~13人以内で、そのうち外部理事は1~3人。現理事は親方10人と村山弘義氏、伊藤滋氏の外部理事2人。理事長は理事の互選によって選出される。

 外部理事では、理事長代行を務めた村山氏が次期理事長候補になる。ただ、村山氏は就任に難色を示している。また伊藤氏は「まわし組」の理事の昇格を支持している。
 「まわし組」では実績がありクリーンなイメージの放駒理事が最有力。若手の貴乃花理事(本紙評論家)らの名前も挙がっている。しかし、7月25日の理事会では放駒理事、北の湖理事、九重理事、二所ノ関理事らが理事長代行候補に推されながら、いずれも固辞した経緯がある。関係者は「正直、今は引き受けたくないと思っている人ばかり。人選は難航しそうだ」と予測した。

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2010年8月6日のニュース