横審の鶴田委員長 理事長に続投を希望

[ 2010年8月6日 18:20 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長は6日、東京・両国国技館に武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)を約30分訪問した後、同理事長に続投してほしいという自らの希望を伝えたことを明らかにした。5日に復帰した同理事長は胃がんを患うなど体調面に不安を抱え、関係者によると、8月中に辞任する見通し。

 鶴田委員長は報道陣に「(同理事長は)食が細いみたいだ。体のことは心配だが、全体を丸く収められる、混乱期にふさわしい人」と話した。辞任報道については「情報操作に惑わされちゃいかんと言った。協会全体が混乱しているから、早く元の状態に戻らなければ」と私見を述べた。
 外部から理事長を招く案に反対した。「土俵上で激しい投げの打ち合いをやった人がトップに立つのが順当で常識だ。よその機関の人が注文を付けるのはいかがなものか」とし、理事長が続投しない場合の後任人事には「頭の中にあるが言わない」と含みを持たせた。

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2010年8月6日のニュース