白鵬が“愛のムチ”…豊響 白熱稽古で脳振とうに

[ 2010年8月6日 16:57 ]

横綱・白鵬(左)とぶつかりげいこをする豊響

 大相撲の夏巡業が6日、新潟県南魚沼市で始まった。野球賭博への関与で謹慎処分を受けて名古屋場所を全休した関取衆も参加し、相撲に懸命に向き合う姿勢を示した。

 豊響には手荒い祝福が待っていた。横綱白鵬から「よく戻ってきた」と申し合いの相手を務めさせられた。厳しい攻めとかち上げで、脳振とうを起こして途中で終わった。ぶつかりげいこでも胸を出し、泥まみれの豊響には声援と拍手が送られた。疲労困憊の豊響は「ファンに反省の気持ちを伝えるにはけいこしかないと思った。横綱の愛情を感じた」と感激の面持ちだった。
 豊ノ島は秋場所(9月12日初日・両国国技館)で幕内から転落することを想定し、相手は十両を中心に番数をこなした。花道でファンに激励の言葉をかけられたそうで「秋場所で成績を残すしかない」と気を締めた。
 豪栄道は3日に右太ももの肉離れを起こし、取組では思うように力を発揮できなかった。「せっかくの信頼回復の機会で、いいところを見せたかった」と無念そうだった。

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2010年8月6日のニュース