復帰1勝が遠いウッズ ショットもパットも不調

[ 2010年8月6日 14:53 ]

 米オハイオ州アクロンのファイアストーンCC(パー70)で5日に開幕した男子ゴルフの世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待第1ラウンドで、昨年覇者のタイガー・ウッズ(米国)がこのコースで自己ワーストの4オーバー、74をたたき、首位と10打差の70位と大きく出遅れた。

 これまで10度の出場で7度も勝ち、最低順位が4位という米ツアーの中でも最も得意とする大会とコースだ。しかし1番で第2打をグリーン右のバンカーへ入れ、2番では2メートルのパーパットを外し連続ボギー。「やさしい2ホールで2オーバー。明らかに出足が悪かった」と、ひげを蓄えた顔をしかめた。

 その後もショット、パットとも振るわず、合計6ボギー。コースに関しては「フェアウエーは転がるし、グリーンは軟らかい。攻めていける」と評した。そこで自身最悪のスコア。状態の悪さがうかがえる。以前から引きずっているパットの不調は相変わらず。加えてショットも乱れた。

 米ツアーでは、第1日に8打差をつけられた状態から過去2度の逆転勝ちをおさめている。「できれば第2日にイーブンかアンダーパーに戻し、週末はいい位置で迎えたい」との言葉を実践できるか。ツアー通算71勝の男が、不倫騒動から復帰後は、1勝にたどり着くことに四苦八苦している。(共同)

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2010年8月6日のニュース