元大嶽親方、解雇後初めて公の場に

[ 2010年8月1日 20:00 ]

 野球賭博に関与したため7月4日に日本相撲協会から解雇された元大嶽親方(元関脇貴闘力)の鎌苅忠茂氏が1日、東京・両国国技館で三男の幸之介君(10)が出場した小学生による「わんぱく相撲全国大会」を観戦した。解雇処分後に公の場に姿を現したのは初めてで、現況や相撲界への思いを報道陣に語った。

 42歳の鎌苅氏は7月5日に元横綱大鵬の納谷幸喜氏の三女、美絵子さん(36)との離婚届を提出し、納谷氏との養子縁組も正式に解消したという。現在も東京都内に住む。新たな職業に就いておらず「次の仕事に向けてはいろいろ動いているが、一連の問題が落ち着くまでは静かにするつもりだ」と話した。
 角界については「自分の気持ちの整理はついている。相撲そのものは素晴らしいし、相撲界も良くなってもらいたい。将来は貴乃花親方が理事長になって協会を引っ張っていってもらいたい」と訴えかけた。
 大鵬の孫に当たる幸之介君は小学5年で167センチ、103キロの大きな体。大会は準々決勝で敗退したが、美絵子さんによれば将来は力士になることを希望している。試合の合間に支度部屋で指導した鎌苅氏は「おれがこんな形で角界を去ったのだから、絶対に力士になってもらいたい」と期待していた。

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2010年8月1日のニュース