個人で大貫、山口が世界新体操代表

[ 2010年8月1日 19:31 ]

 新体操の世界選手権(9月・モスクワ)の個人の代表選考最終試技会は1日、東京の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、24歳の大貫友梨亜(東女体大OG)と千葉大宮高3年の17歳、山口留奈(イオン)が代表に決まった。

 大貫はボールで前回の試技会に続いて選考基準の26点台に乗る26・000点を出し、山口も前回のボールで基準をクリアした。大貫は2005年に出場した団体を合わせると4大会連続代表で、山口は初代表。
 5月からの計4回の試技会は5人の代表候補で実施。枠は四つあるが、選考会議で2人にとどめた。山崎浩子・日本体操協会強化本部長はロンドン五輪を見据えて「出るからには世界のトップ10に近い順位を狙わないと。あえて厳しく選考した」と説明した。

 ▼山崎浩子・日本体操協会新体操強化本部長の話 世界選手権で戦うため、(26点台の)厳しい選考基準を設けてきた。選手が26点を出すという執着心を持って練習した成果が表れたと思う。

 ▼山口留奈の話 やってきたことが結果につながった。(ボールで)26点台を出せたけど、新体操は1種目だけではない。世界選手権では4種目の演技を丁寧にやりたい。

 ▼大貫友梨亜の話 やっと代表を勝ち取れた。自分の記憶の中では(世界選手権個人の)代表が2人なのは初めてのことで責任が大きい。個人総合で決勝に残りたい。

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2010年8月1日のニュース