松田“ロンドン五輪切符”第1号

[ 2010年8月1日 19:42 ]

 射撃の世界選手権第2日は1日、ミュンヘンで行われ、男子50メートルピストルで34歳の松田知幸(神奈川県警)が合計669・7点で初優勝し、2012年ロンドン五輪の出場枠を日本の全競技を通じて初めて獲得した。

 同五輪予選となる最初の大会で、この種目は四つの出場枠が割り振られた。日本ライフル射撃協会はピストル種目で出場枠を取った選手の五輪派遣を決めており、松田はロンドン五輪の出場決定選手第1号となる。
 北京五輪で8位になった松田は予選を572点の1位で通過し、上位8人による決勝でも2番目の97・7点をマークし、合計で自身が持つ日本記録を更新した。
 このほかの日本勢は決勝に進めず、堀水宏二郎(香川県警)は20位、小林晋(岡山県警)が29位だった。女子エアライフルの日本勢は予選落ちし、古野本真希が9位、岩田聖子(ともに日立情報システムズ)が42位、中村結花(堀場製作所)が111位だった。

 ▼松田知幸の話 うれしいの一言。夢みたいです。北京五輪の後はこの大会で出場枠を決めることを目標にしてきた。ロンドン五輪までの2年間も自分のペースを守って、メダルを目標に頑張りたい。

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2010年8月1日のニュース