片山2季ぶりVへ復活宣言「こうなれば僕は大丈夫」

[ 2010年5月29日 18:12 ]

 【ダイヤモンド・カップ】第一人者が復活を宣言した。「勝ちたい気持ちがわいている。こうなれば僕は大丈夫」。67のラウンドに「いいゴルフだった」と繰り返した。通算9アンダーで2位に浮上し、片山は冗舌だった。

 持ち前の緻密さで追い上げた。2番(パー4)で第2打をピン横へぴたりとつけるなど連続バーディーで発進し、スコアを伸ばす。17番でこの日唯一のボギー。続く18番もパーオンに失敗したが、2メートル強のパーパットをきっちり沈めた。

 深いラフ、適度な硬さのグリーンをそろえたコースセッティングを、最近5年でも最高と評した。「ラフからでも、技術があればボールを止められる。状況に応じていろんな“引き出し”を使い分けるのが楽しくて」と、うまさがスコアに表れる状況を歓迎した。

 工夫はコース内だけではない。最近、46・5インチに伸ばしたドライバーのシャフトを手元から緑、黄、銀の3色に塗り分けた。構えた時にシャフトが長く見えにくいそうで、スキー選手がストックの色にまでこだわることを知って、メーカーに発注。感触は上々だ。

 2季ぶりの優勝を狙うと明言した。差は6打と大きいが、最終組で「見せつけるゴルフで(首位に)重圧を与えるしかない」と力強かった。

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2010年5月29日のニュース