北の湖部屋 閉鎖の木瀬部屋力士ら受け入れ

[ 2010年5月29日 16:53 ]

 大相撲名古屋場所で暴力団関係者が観戦した問題に木瀬親方(元幕内肥後ノ海)が関与したとして、閉鎖となる木瀬部屋の力士らの受け入れ先に、同じ出羽海一門の北の湖部屋が正式に決定した。日本相撲協会前理事長の北の湖親方(元横綱)が29日、木瀬親方からの希望を了承し、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)にも報告した。

 北の湖親方は「力士はまず土俵に上がらないといけないので、その環境を整えることを優先した」と説明。部屋付き親方となる木瀬親方は「北の湖親方から『大丈夫だ』との返事をいただきました」と話した。同親方は週明けにも相撲協会に転属届を提出する予定。同協会は27日の理事会で木瀬部屋を出羽海一門の「預かり」としたため、この決定を承認する持ち回り理事会は開かない。

 木瀬部屋は十両の臥牙丸関ら力士数は27人。これで北の湖部屋は角界トップの力士46人(夏場所番付)の大所帯となる。

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2010年5月29日のニュース