“騒動”に理事長が不快感「改革って何をやるわけ?」

[ 2010年1月20日 20:45 ]

離脱の6人が事実上の破門…貴乃花親方「寂しい」

貴乃花親方と一問一答…「立候補は向上心の表れ」

どうなる理事選?貴乃花一派のカギは“浮動票”

 日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は20日、貴乃花親方(元横綱)に追随して6人もの親方が離脱した二所ノ関一門の騒動に「あってはいけないこと。残念だ」と不快感を示した。相撲協会のトップが一門の問題に言及するのは異例。
 理事選挙に強行出馬した貴乃花親方に対し、武蔵川理事長は「ふさわしいのならば、一門内でも多くの人が推薦してくれるのではないか。一門の総意があるのだから、先輩の話を聞かなければいけない」と険しい表情で苦言を呈した。また改革意欲にあふれる同親方の姿勢を疑問視。「改革、改革といったって何をやるわけ?今も変えるべきものは変えている。何でもかんでも変えてはいけない」と話した。
 この日は二所ノ関一門の現職理事らが理事長に現状を報告。不知火副理事(元関脇青葉城)は「相撲界では初めてのことだろうから、事態を重く考えた」と説明した。

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2010年1月20日のニュース