美帆ワクワク…スピード17選手がカナダへ出発

[ 2010年1月20日 18:32 ]

事前合宿地のカナダ・カルガリーに向け笑顔で出発するスピードスケートの高木美帆

 バンクーバー冬季五輪で金メダルを狙うスピードスケート男子短距離の加藤条治、長島圭一郎(ともに日本電産サンキョー)や、初の中学生として注目を浴びる15歳の高木美帆(北海道・札内中)ら日本代表17選手が20日、事前合宿地のカナダ・カルガリーに向けて出発した。

 五輪用の公式ジャケットを着て成田空港に現れた高木は「始まるんだという感じ。わくわくしている。選手村でいろんな選手に会えるのが楽しみ」と笑顔。出発ロビーでは報道陣やファンに「美帆ちゃん」と呼び掛けられ、カメラのフラッシュを浴びていた。
 加藤は、500メートルの世界記録保持者として注目を一身に集めた4年前と違い「今回はだいぶ楽。落ち着いてできる」と余裕の表情。長島は「これまでやってきたことを信じて力を発揮したい」と誓った。
 開会式で旗手を務めるベテランの岡崎朋美(富士急)と、女子短距離でメダル獲得の期待が高い小平奈緒(相沢病院)は26日に出発する。代表はカルガリー合宿を経て2月4日にバンクーバーに入る。

 ▼加藤条治の話 ここ数日、バタバタしたのでカナダでゆっくり調整したい。大事な大会で力を出せないことが多いので、自分の力をうまく出せるようにしたい。

 ▼長島圭一郎の話 2、3日は練習を全然できていないので、現地で時間をかけて体を戻す。これまでやってきたことを信じて力を発揮したい。

 ▼及川佑の話 気持ちがようやく引き締まってきた。前回以上のパフォーマンスを見せられたら結果もついてくると思う。徐々にレースのモードにしていきたい。

 ▼吉井小百合の話 みんなで同じジャケットを着て、五輪という感じ。3レースに出られるが、特に1000メートルは表彰台を狙いたい。カナダでもっとレベルを上げたい。

 ▼穂積雅子の話 自分の気持ちは普段とそう変わらないが、注目のされ方が全然違う。国の威信が懸かっていることを心に留めて滑りたい。

 ▼田畑真紀の話 気持ちはいつもとそう変わらない。カナダで記録会を2度ぐらい滑ってから本番に臨みたい。団体追い抜きはスムーズな、一丸となった滑りをしたい。

 ▼高木美帆の話 いよいよという気持ち。たくさんの方に壮行会で応援していただいてうれしかった。思い切り滑れたらいい。いろんなことを学びたい。

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2010年1月20日のニュース