両横綱、嘉風が5連勝!白鵬の年間最多勝確定

[ 2009年11月19日 18:50 ]

朝青龍がはたき込みで稀勢の里を下す

 大相撲九州場所5日目(19日・福岡国際センター)両横綱が無傷の5連勝。白鵬は時天空を上手投げで退け、今年の通算勝ち星を76として3年連続の年間最多勝を確定させた。朝青龍は小結稀勢の里を冷静にはたき込んだ。勝ちっ放しは平幕嘉風を合わせて3人。大関琴欧洲は北勝力を寄り切って4勝目を挙げた。しかしほかの4大関は相次いで黒星。魁皇は関脇鶴竜に、日馬富士は栃煌山に、千代大海は豪風に屈し、いずれも2勝3敗と黒星が先行した。琴光喜は安美錦に敗れ、2敗目を喫した。関脇把瑠都は小結豪栄道を下して3勝2敗。鶴竜は2勝3敗。

 難敵の稀勢の里を気合十分の相撲で退け、朝青龍は序盤戦を5連勝で終えた。
 頭で当たる立ち合いで上体を起こし、攻め込んでおいてのはたき込み。「若手だし、元気だからね。当たり負けはしないようにと思った」と話す。突き、押しで先手を取った内容に満足そうで「腕が伸びたからね。起こして下に入る。最近あまりないけど、おれの相撲は元々そうだから」と滑らかな口調で説明した。
 ただ弟分の日馬富士の不振が歯がゆいようだ。「緊張感がないね。体がないんだから、見ながら相撲を取ったら駄目だ」と手厳しかった。

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2009年11月19日のニュース