高橋2位以内でファイナルへ!五輪開催国でアピール狙う

[ 2009年11月19日 18:13 ]

 フィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)が、20日にカナダのキッチナーで開幕するグランプリ(GP)シリーズ第6戦、スケートカナダで今季GP2戦目に臨む。約3カ月後に迫ったバンクーバー冬季五輪の開催国での大会に向け「カナダ国内で試合は放送されると思うし、復活したぞとアピールしたい」と気持ちを高ぶらせる。

 右ひざ靱帯断裂の大けがを乗り越え、2季ぶりのGP出場だった2週間前の第4戦NHK杯は4位。日本開催の重圧も重なり、ジャンプやステップにミスが出た。3月の世界選手権で2位のパトリック・チャン(カナダ)や、昨季ファイナル覇者のジェレミー・アボット(米国)らがライバルになる今大会は「今度はミスがないようにしたい。順位は考えずに、まずは自分の演技に集中する」と誓う。
 2位以内で自力進出が決まるファイナル(12月3~5日・東京)では、日本のメダリスト最上位選手が一足早く五輪代表に決まる。完全復活への途上にいる高橋にとっては、五輪に向けた場数の一つとしても出場しておきたい大会だ。
 NHK杯後は予想以上の疲労感に襲われ「疲れを残さないように(今大会に向けて)追い込むところまではできなかった」という。精神力が問われる舞台で今後の展望を自らの手で切り開けるか、注目される。(共同)

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2009年11月19日のニュース