4季ぶりの船木が予選突破/サマージャンプGP

[ 2009年10月3日 09:27 ]

 ノルディックスキー・サマージャンプのグランプリ(GP)は2日、ドイツのクリンゲンタールで個人最終戦(HS140メートル、K点125メートル)の予選を行い、国外でのGP出場は4季ぶりとなる長野五輪金メダリストの船木和喜(フィット)は121メートル、99・3点の33位で3日の本戦へ進んだ。

 栃本翔平(雪印)と作山憲斗(北野建設)も予選を通過したが、渡瀬雄太(雪印)は落選した。湯本史寿(東京美装)と竹内択(北野建設)は予選免除で本戦に臨む。

 ≪久々の欧州に感慨≫小雨のシャンツェに集まった1000人以上のジャンプ愛好家に、34歳の船木が健在ぶりを示した。国外でのサマーGP出場は、2005年のイタリア以来。「楽しいですよ。雰囲気が、懐かしい感じがして」と感慨に浸った。
 「イメージ通りではない」と完ぺきな飛躍ではなかった。それでも相次ぐ好成績で復活の兆しを見せているベテランには余裕が漂う。「欲を出して、ずっとこの中にいたい」。バンクーバー五輪を見据えたワールドカップのメンバー入りへ意欲満々だ。(共同)

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2009年10月3日のニュース