カーワン・ジャパン圧勝13T

[ 2009年4月26日 06:00 ]

<アジア五カ国対抗 日本・カザフスタン>前半39分、ディフェンスを振り切りトライを決める五郎丸歩(右)

 ラグビーのアジア5カ国対抗は25日、大阪・花園ラグビー場で行われ、世界ランク16位の日本代表は同34位のカザフスタン代表から13トライを奪い、今季初戦に87―10と大勝した。大会には2連覇を狙う日本とカザフスタン、韓国、香港、シンガポールが出場。来年の大会の優勝チームが11年W杯(ニュージーランド)にアジア代表として出場する。

 カーワン・ジャパンが今季初戦に圧勝した。ボールを速く動かし、カザフスタンの防御網を次々と切り裂いて13トライ。これまではボール確保を最優先していたラックの局面で、周囲の選手が必ずボールキャリアーをサポートする新たな取り組みも積極的に試した。SH田中は「うまくできればボールを出しやすくなるし、後の攻撃も楽になる」と手応えを得た様子。途中出場のプロップ仲村ら5人が初キャップだったが、フランカーの菊谷主将は「新しい選手が加わっても、今まで通りに継続プレーができている」とうなずいた。
 もっとも、雨によるハンドリングミスや状況判断の悪さは反省点。昨年、82―6で下した相手に1トライも許した。カーワン・ヘッドコーチは「10点満点で4点。あと50%、技術や判断力が上がらなくてはならない」と表情を引き締めた。

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2009年4月26日のニュース