上村愛子らフィンランド合宿へ　意気込み示す

フィンランド出発を前に、新シーズンへの意気込みを語る上村愛子

　フリースタイルスキー、モーグルの全日本チームが２６日、成田空港から合宿地のフィンランドに向けて出発した。３月の世界選手権猪苗代大会でデュアルモーグルとの２冠を達成した女子の上村愛子（北野建設）は「バンクーバー五輪から逆算して、気持ちを入れ替えて頑張る」と新シーズンへの意気込みを示した。

　上村は例年５月上旬に始動してきたが、１０月のワールドカップ初戦に備えるため、早めにスタートした。合宿では硬い雪質の平たんなコースを使用するため「滑りの基本からしっかりとやって、冬場につなげる」と話した。
　世界選手権で上村とともにバンクーバー五輪代表に内定した伊藤みき（中京大）は「一つずつ課題をつぶしていく」と気を引き締め、男子の西伸幸（白馬ク）は「今はしっかりと土台づくりをしたい」と意気込んだ。
　合宿は５月７日まで行われる。