柴田亜衣が引退会見“普通のOL”に

[ 2008年12月12日 06:00 ]

大粒の涙を流し、選手生活を振り返る柴田亜衣

 04年アテネ五輪競泳女子八百メートル自由形金メダルの柴田亜衣(26=チームアリーナ)が11日、都内で引退会見を行った。今後は05年4月に入社したデサントでOLに転身する。来年3月に鹿屋体大大学院を修了する柴田は、大学で指導者になる道もあった。「水泳を広めたい」と普及活動は続ける意向だが、4月にデサントの新入社員研修を受ける。五輪の金メダリストとしては異例のOL転身だが「まだ配属は決まっていません」と初々しく話した。

 引退を最終決断したのは北京五輪後の11月。「アテネ後は体が悲鳴を上げた。限界なのかと感じることが多くなった」という。会見で涙も見せたアテネ五輪のシンデレラは「まさか(金メダルを)獲れると思っていなかった。衝撃的でした」と競技人生を振り返った。

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2008年12月12日のニュース