国際陸連広報が見解 室伏は自動的に繰り上がり

[ 2008年12月12日 22:23 ]

 国際陸連(IAAF)のデービス広報部長は12日、北京五輪男子ハンマー投げで2、3位になったベラルーシ2選手がドーピング違反により失格となったことに伴う成績の修正は「書類上の手続きだけだ」と述べ、5位だった室伏広治(ミズノ)は自動的に繰り上がり銅メダルを獲得するとの見解を示した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は11日の理事会で、五輪の検査で筋肉増強剤が検出された2位のワジム・デビャトフスキーと3位のイワン・チホンの失格とメダルはく奪を決定、その後の処理を国際陸連に委ねた。

 IAAFは今後2選手への処分を検討し、過去に違反歴のあるデビャトフスキーは永久失格、チホンは2年以上の資格停止が科される見通しだが、成績は処分と関係なく修正されるという。デービス部長は「成績の変更は文書で各国陸連に通知されるだけで、通常は特に発表もしない」と説明した。(共同)

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2008年12月12日のニュース