30歳・琴国泣けた…ついに十両「確」

[ 2008年11月22日 06:00 ]

十両昇進を決め、歓喜の涙を流しながら佐渡ヶ嶽親方(左)と握手を交わす琴国

 【大相撲九州場所 13日目】東幕下10枚目の琴国(佐渡ケ嶽)が福岡を破って7戦全勝とし、史上2位タイのスロー出世となる所要89場所での十両昇進(1位は出羽の郷の114場所)を確実にした。土俵上で四つに組んだ際、「親方がしゃくれ、しゃくれと言うのが見えた」。言われた通りに動いて上手投げを決めると、涙があふれ出した。琴光喜や琴欧洲、琴奨菊の付け人を務めてきた30歳の苦労人。花道から見守った琴光喜からは「自分の相撲より緊張したよ」と祝福された。千秋楽には千昇との優勝決定戦が待っている。「気を抜かないであと1番」と“快挙”に花を添えるつもりだ。

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2008年11月22日のニュース