遼くん 削りだが反発力も十分

[ 2008年11月22日 16:21 ]

 粗削りの技術としたたかな反発力。上位争いの中で、17歳の石川がその両面を見せた。

 「きのうよりミスが目立った」と、この日はショットが乱れた。7番(パー5)の第1打がスタンスのとれないバンカーの縁に飛んだり、17番(パー3)の第1打が木の根元に止まるトラブルとなり、4ボギーにつながった。
 しかしスコアを二つ落として前半を終えた時点で「まだ1アンダー。ここであきらめる選手はいない」と、気持ちを切り替えられるのが、今の石川の強さだ。
 短い13番(パー4)では、ドライバーショットが直接グリーン面をとらえた後、わずかに転がり落ちたが、楽々寄せてバーディー。18番(パー5)では右ラフからの258ヤードを5番ウッドで2オンさせるバーディーで締めくくった。
 「最後まで誰が勝つかわからない展開にしたい」。3位で臨む最終日に気合は十分だ。

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2008年11月22日のニュース