バンクーバー五輪 聖火リレーは国内のみ

[ 2008年11月22日 09:12 ]

 2010年バンクーバー冬季五輪組織委員会は21日、4万5000キロに及ぶ聖火リレーの概要を発表した。09年10月末にギリシャのオリンピアで採火された聖火はカナダ国内を巡った後、10年2月12日に開会式を行うバンクーバーに運ばれる。

 北京五輪では中国国外で多くの妨害を受けたこともあり、国外での聖火リレーは実施しない。1万2000人の走者がつなぐ聖火は、1976年夏季五輪を開いたモントリオールや88年冬季五輪のカルガリーのほか、プリンスエドワード島にある「赤毛のアン」の家や先住民にゆかりの地も訪れる。
 組織委のファーロング最高経営責任者(CEO)は「歴史的な聖火の旅が五輪に命を吹き込む」と期待し、先住民代表のジョセフさんは「聖火を迎えるのはうれしい。リレーはカナダを一つにする」と話した。(共同)

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2008年11月22日のニュース