村主「出来は60―65点」もSP首位

[ 2008年11月22日 00:05 ]

女子SPでスパイラルを披露する村主章枝

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯は21日、モスクワで開幕し、女子ショートプログラム(SP)は第2戦のスケートカナダ2位の村主章枝(avex)が58・30点で首位に立った。2シーズンぶりのファイナル(12月・高陽・韓国)進出を目指す村主は、ミスのない演技でスケートカナダの得点を上回った。アイスダンス規定はオクサナ・ドムニナ、マキシム・シャバリン組(ロシア)が38・77点で1位。

 第2戦スケートカナダで2位の村主が好調をキープしている。女子SPでミスのない演技を披露し、今季自己最高の58・30点でSP首位。カナダでは不在だった新コーチのニコライ・モロゾフ氏とリンクサイドでしっかり抱き合い、喜びを共有した。

 3回転―2回転、単発の3回転、2回転半とジャンプを立て続けに成功させた。重点的に練習してきたジャンプは、着実に正確さを増している。「フリーに向けてはよかった」と言いながら、手放しで喜ばないのが27歳のベテランらしいところ。大会前の絶好調時と比べれば「出来は60―65点。演技点ももう少し出したかった」と話した。

 今季から師事するモロゾフ・コーチとの信頼関係も深まっている様子で「安心してできる」という。2シーズンぶり5度目となるファイナルの切符は2位以内で確定する。「韓国へ行きたい」との強い思いを胸に22日のフリーに臨む。(共同)

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2008年11月22日のニュース