現役最後ソレンスタム“予選落ち”危機

　米女子ゴルフツアーの今季最終戦、ＡＤＴ選手権が２０日、フロリダ州ウエストパームビーチのトランプ・インターナショナルＧＣ（６５２３ヤード、パー７２）で開幕。この大会を最後に現役を引退するアニカ・ソレンスタム（３８＝スウェーデン）は２オーバーの７４とスコアが伸びず、参加３２選手中２３位と出遅れた。

　「気持ちは高まっていたんだけれど自分のプレーができなかった」と１０番までにボギーを４つ叩く苦しい展開。１４、１５番で連続バーディーを奪ったが、首位のキャサリン・ハル（２６＝オーストラリア）に６打差をつけられた。大会は２１日の第２ラウンドで１６人、２２日の第３ラウンドで８人に絞り込まれ、そのたびにスコアをリセットする変則方式。ツアー１５年目のソレンスタムは歴代３位の通算７２勝を挙げているが、自身最後の大会は“予選落ち”のピンチと直面することになった。