川口組はSP2位発進/ロシア杯

[ 2008年11月22日 09:04 ]

ペアのショートプログラムで2位となった川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯第1日は21日、モスクワで行われ、ペアのショートプログラム(SP)は第2戦スケートカナダでGP初制覇した川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が58・76点で2位につけた。張丹、張昊組(中国)が67・06点で首位。

 男子SPは元世界王者のブライアン・ジュベール(フランス)が世界歴代3位の86・10点でトップに立った。

 ≪ミス重なり…≫今大会のポスターに起用され、取材では大勢の報道陣に囲まれるなど、ロシアで注目度と人気の高いペアの川口。ただ、この日は周囲の期待が力みにつながったようだ。「ちょっと頑張りすぎた」と語るSPはミスが重なっての2位だった。
 最初の3回転ジャンプで、川口が転倒。スロージャンプも着氷が乱れた。「悪い演技。ここまでSPで失敗したことはない」と不満顔だ。首位に立ったトリノ五輪2位の中国ペアとは8点以上の差が開き、スケートカナダに続くGP2連勝は厳しくなった。
 20日に誕生日を迎えた27歳の川口は、バンクーバー五輪での金メダル獲得を目標に国籍を変更することも検討中だ。一つ一つの試合が来季の五輪へのステップ。「プレッシャーになった応援を、明日は力にしたい」とフリーを見据えた。(共同)

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2008年11月22日のニュース