安馬の大関昇進確実に さあ千秋楽Vだ!

[ 2008年11月22日 18:27 ]

琴光喜を破り12勝目。大関昇進を確実にした安馬

 大相撲の東関脇安馬(24)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が九州場所14日目の22日、大関琴光喜を下手投げで破って12勝目を挙げ、場所後の大関昇進を確実にした。26日の理事会と初場所番付編成会議で正式に決まる。

 安馬は序盤に2敗したが、横綱白鵬と3大関に勝ち、昇進の目安とされる3場所通算33勝を上回る34勝をマークした。
 新大関の誕生は昨年名古屋場所後の琴光喜以来で、モンゴル出身力士では朝青龍、白鵬の両横綱に続いて3人目。伊勢ケ浜部屋からは1969年夏場所後に昇進した清国以来、39年ぶり。
 安馬は2敗で白鵬と並んでおり、23日の千秋楽で初優勝を目指す。

 ▼安馬の話 (大関は)すごく遠い存在だった。実際にこうやって近づくと信じられない。まだフワーッとしている。でもあすも気を抜かず、自分の相撲をしっかり取るだけです。

 ◆安馬 公平(あま・こうへい=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)東関脇、モンゴル・ゴビアルタイ県出身、伊勢ケ浜部屋。01年初場所初土俵。04年九州場所新入幕。昨年夏場所新関脇。06年12月にモンゴル相撲の強豪だった父ダワーニャムさんを交通事故で亡くした。殊勲賞4回、敢闘賞1回、技能賞4回。得意は突き、押し、右四つ、寄り、投げ。1メートル85、129キロ。24歳。

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2008年11月22日のニュース