26日「大関安馬」誕生へ

[ 2008年11月22日 19:41 ]

大関昇進を確実にし、母ミャグマルスレンさんから祝福される安馬

 日本相撲協会審判部の放駒部長(元大関魁傑)は九州場所14日目の22日、千秋楽の23日に審判部内で関脇安馬の大関昇進を協議する会議の開催を明らかにした。それを受けて審判部は武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に26日の理事会の開催を要請し、同日の初場所番付編成会議も経て正式に「大関安馬」が誕生する。

 安馬は5日目から10連勝し、この日で昇進への目安とされる直前3場所33勝を上回る34勝をマークした。相撲内容も良くなり、武蔵川理事長は「ムードがいい。後半戦は安馬らしい相撲を取っているし、横綱にも勝っている」と高く評価した。

 ▼放駒審判部長(元大関魁傑)の話 あす(23日)、審判部で会議をやります。(昇進については)それまでは話せません。いいにしろ、悪いにしろ、理事長に結果を報告してそれから話します。こうなったら優勝してほしいよね。

 ◆大関昇進基準 明確な規定はないが、直前3場所が三役で、合計33勝以上が目安とされている。昨年名古屋場所後に昇進した琴光喜は3場所で35勝を挙げた。大関以上のほかの現役力士では、白鵬が35勝、朝青龍は34勝、琴欧洲は36勝、魁皇は33勝だった。千代大海は3場所合計32勝ながら直前の99年初場所で13勝2敗で優勝し、場所後に昇進した。

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2008年11月22日のニュース