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【橋本マナミ 恍惚のグルメ】“肉”欲が満たされる「大人のお子様ランチ」

[ 2016年10月5日 12:00 ]

大人のお子様ランチを前にニッコリ橋本マナミ
Photo By スポニチ

 子供のころの夢の一皿といえば、お子様ランチでした。食べたいものばかりが一度にのっているお皿。それを前にした喜びは忘れられません。あの時の至福をもう一度味わいたいって思う時ってありませんか。そんな思いをかなえる「大人のお子様ランチ」を東京のオフィス街でいただきます!

 肉好きに成長したマナミの胸が躍る「大人のお子様ランチ」が食べられるのは、東京・八丁堀にある「シュングルマン」。白と茶色を基調としたおしゃれなビストロといった雰囲気で、サラリーマンをはじめ、肉食女子らしきOLやマダムたちでにぎわっています。お皿にのっているのは、ハンバーグ、チキン、豚肉、スパゲティ、カレー、ソーセージ。この店の昼の唯一のメニューです。

 「どれから食べようかな?どうしよう。どうしようかなぁ~」

 食べたいものがいっぱい目の前にあって迷っちゃう。よみがえってくるのは、小さかったころ、ちょっとおめかししてお子様ランチを食べた時のうれしい悩み。

 山形の実家近くにあった洋食屋さんに家族で行って、おばあちゃんも一緒に注文して、うれしそうにしていました。「大人なのに、おばあちゃんも食べたいんだ~。お子様ランチってやっぱりおいしいもんね」って思ったことを覚えています。

 大人になると、フォーマルな場では一皿ずつ運ばれてくる料理が多いけれど、好きな物がいっぺんに盛られているお皿って気分が盛り上がりますよね。

 「大人のお子様ランチ」のハンバーグの焼き加減はレア。赤身の代表格といわれるブランド牛・短角牛の熟成肉を使っているので、しっとりしていて濃厚な味わい。「ひき肉のたたきのイメージで作っています」と小池俊一郎シェフ。かみしめるたびに肉本来のうまみが口の中に広がります。こうした本格派の味は子供のころには手が届かなかったもの。これが大人バージョンと実感します。

 「お子様ランチ」の定番ナポリタンはシコシコした食感がおいしい。シェフに聞くと、つけ麺専用粉「傾奇者(かぶきもの)」を使用しているため、この弾力が出るそうです。トマトソースはイタリアの羊のチーズ「ペコリーノ」でコクを出し、唐辛子を加えて後を引くような辛さをプラス。このピリ辛は子供じゃ楽しめません。

 もち豚のロースは軟らかくてジューシー。固まりで焼いているので肉のうまみが中に詰まっています。大山鶏のフリットはネパール産の有機スパイスを使ったカレーソースがかかり、コクのあるソースと香ばしく揚がった鶏肉がピッタリ。イタリアのソーセージを意味するサルシッチャはハーブのフェンネルが効き爽やかな風味でプリプリの食感です。素材のおいしさや手の込んだ料理を楽しめる自分。成長を感じられるのも快感です。

 天国にいるおばあちゃん、マナミは大人の味を知りました。おいしさを強く求めるようになりました。いけない女になっていますか?

 ≪Lサイズにはさらに追加≫「大人のお子様ランチ」は4サイズあります。女性のみのSS(1000円)、S(1200円)、M(1600円)、L(2200円)。Lには「ヅケ仕立ての短角牛ロース」がプラスされます。赤身の肉を10年継ぎ足しているしょう油ベースのタレにつけたもの。とろけるようで絶妙な味。これが食べたくてLを頼むお客さんも多いそうです。全てのサイズにショットグラスに入った冷製スープとライスが付いてきます。お肉に付けるマスタードとトムヤムペーストも添えられ、いろんな味も楽しめます。

 ◇シュングルマン フレンチ、イタリアンの技法を生かした肉料理が人気。ランチは「大人のお子様ランチ」のみだが、限定5食の「黒毛和牛スジカレー」(1000円)が予約可能。夜は北海道・仔(こ)羊背肉のロースト 赤ワインソース(3000円)など多数。東京都中央区新川2の3の7、浪商ビル1階=(電)03(6222)8464。午前11時45分~ラストオーダー午後1時30分、午後6~11時(ラストオーダーは月~金曜が午後9時30分、土曜はディナーのみの営業で、ラストオーダーは午後9時)。日曜、祝日定休。

 ◆橋本 マナミ(はしもと・まなみ)1984年(昭59)8月8日、山形県生まれの32歳。フジテレビ「バイキング」金曜レギュラー。来年1月公開の映画「破門」で愛人役を演じる。1メートル68、B86、W60、H88。

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