【橋本マナミ　恍惚のグルメ】ワンコインでイタリ…あ…ん

橋本マナミ、ワンコインのピザのおいしさに自然と笑顔になっちゃいます
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　ワンコインで高級イタリアンにも負けない窯焼きピザが食べられるお店があるんです。東京都荒川区の「エレガン　ザ　コローナ」。わずか１０坪（約３３平方メートル）の店内で１人１０００円で飲んで食べられる激ウマ“センベロイタリアン”。これぞ下町の隠れ家です。

　京成電鉄・新三河島駅から徒歩３分。多くの車が行き交う明治通り沿いにその店はありました。

　ドアを開けるとその狭さにビックリ。横長で、窓際のテーブルに座ると後ろに店員さんがちょうど１人通れるぐらいの幅。佐藤雅浩オーナーにたずねると「立ち食いそば屋だった店舗を居抜きで使っているんです」。黒が基調の内装で、ガラス窓にメニューが書いてあるなど、改装前は立ち食いそば屋さんだったなんて思えない、おしゃれな店。

　お薦めは５００円ぽっきりのマルゲリータ。宅配ピザのＭサイズとほぼ同じ直径２６センチ。口に入れるとパリッとしているのにかむとモチモチ。このコシのある生地は厨房（ちゅうぼう）にデンと構えた窯で、５２０度の高温で１分半で一気に焼き上げるから出来上がるんです。

　酸味とガーリックがほどよく効いて食欲をそそるトマトソースと、バジリコの香り、小麦粉の甘みが上品に絡みます。軽いのであっという間に１枚食べちゃいました。

　「ベーコンとほうれん草のビスマルク」（６９０円）も絶品。窯焼きのサクッとした生地はトロッとした卵と合わせても重くならない。ベーコンのほどよい塩味とマッチして、コクとうまみを楽しめます。

　ワインも種類が豊富で低価格。５０種類あってグラスで５００円から。焼酎は４００円からあって、ピザと合わせて１０００円で飲んで食べることもできるんです。

　前菜でお薦めは「ローストビーフと生ハム盛り合わせ」（１０１０円）。自家製のローストビーフ、生ハム、もも肉を蒸して作った鳥ハムのちょっとぜいたくな３種。肉のうまみがしっかり出ていてワインにピッタリです。

　パスタもおいしい。「魚介のトマトソース」（８６０円）はオマール海老（えび）、ムール貝、アサリなどがどっさり。これでこの値段なのが驚きです。狭い店舗を居抜きで使い、食材以外の費用を抑えたことで激安を実現させたのです。

　テーブルは５つでイスは１６席。お昼はサラリーマン御用達。夜は“おひとりさま”のＯＬにも人気。１人で気軽に本格ピザを堪能できるお店はちょっとないでしょう。三十路独身一直線の私も常連になってしまいそうです。

　≪近所に「北島商店」北島康介さん実家メンチカツが人気≫下町の風情漂う新三河島駅の近くには、競泳の五輪金メダリスト北島康介さんの実家の精肉店「北島商店」があります。人気のメンチカツ（１６０円）はさすがお肉屋さんの一品。ジュワッと広がる肉のうまみと厳選した国産タマネギの甘みがマッチしておいしい。ラードではなく、サラダ油で揚げているので、しつこさがなくてペロッと食べられちゃう。５個入りパック（８００円）も店頭に並んでいます。メンチカツサンド（６３０円）も人気で、撮影現場に差し入れる芸能人やテレビ関係者も多いんですよ。お店の皆さんがとても優しくて仲良くなっちゃいました。

　◇エレガン　ザ　コローナ　ジャーマンポテトカレーピザ（７９０円）もお薦め。東京都荒川区西日暮里６の６の１２、１階＝（電）０３（６４５８）２５５１。不定休（月に１、２回休みあり）。午前１１時３０分～午後３時（ラストオーダー午後２時）、午後５時～午前０時。

　◆橋本　マナミ（はしもと・まなみ）１９８４年（昭５９）８月８日、山形県生まれの３１歳。現在、ＴＢＳ「せいせいするほど、愛してる」（１２日スタート、火曜後１０・００）の撮影中。ＮＨＫ「真田丸」で細川ガラシャ役が決まっている。８月６日にはＴＯＫＹＯ　ＭＸ「橋本マナミのお背中流しましょうか？」のイベントを開催。フォトムック「タイムストリッパー」（光文社）発売中。また、７日付から本紙「ゴルフ天国」に登場する。