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【恍惚のグルメ】マナミドキドキ初体験 飴細工で姫始め

[ 2016年1月6日 05:30 ]

自作の飴細工をなめる橋本マナミ
Photo By スポニチ

 皆さんは、舐(な)めるのと舐められるの、どっちが好きですか。マナミはどっちも大好きです。そんな私が新年の“舐め始め”に訪れたのは、東京・浅草「飴(あめ)細工 アメシン」。開運を祈願し、今年の干支(えと)のサルの飴細工に挑戦してきました。自分で作ってペロペロ舐める“遊べるグルメ”。甘くて楽しいのに、愛しすぎて食べられなくなっちゃうんです。

 おいしさによる絶頂を求めて食べ歩いてきた私ですが、自分で作るのは初めて。しかも最初から最後まで舐め続けるなんて…。グルメの中でも、飴って意外と特殊な食べ物なんですね。

 浅草の「アメシン」さんは、凄い技術の職人さんたちにイチから作り方を教えてもらえる店。平安時代に中国から伝わり、江戸時代に広まった飴細工。伝統の技に挑戦するのはお正月にピッタリで胸が躍ります。

 普段の体験教室ではウサギを作るそうですが、開運祈願ということで干支のサルをお願い。「災いが去る」「病が去る」として、縁起が良いそうです。でもウサギより作るのは難しいとか。

 いきなり苦労したのが「熱」。顔と胴体を作ろうと、でんぷんから作った水飴を煮詰めたものに触ると凄く熱い。確認したら70度以上。でも3分近くで固まっちゃうので、急いで作らなくちゃいけない。顔を作るために指でつまんでみたけれど、思うようにできない。

 棒状のモノをあんなふうにしたり、こんなふうにしてみたり、ひたすら触りまくる私。すると、飴の温度が下がりカチカチに。触りすぎるとすぐ硬くなっちゃうんだから!

 はさみで尻尾を作るのも難しかった。太く切りすぎて、サルがアライグマになっちゃった時も。

 でも、安心してください。先生がちゃんと教えてくれますから。代表の手塚新理さんがまるでゴルフのレッスンのように、私の後ろから優しく手を握り「そう。そうです。優しく触ってくださいね」とアドバイスしてくれるんです。

 いつもはあまりのおいしさに絶頂を迎える私ですが、今回はまだ一口も食べていないのに、早くも“恍惚(こうこつ)点”に到達(笑い)。スポニチの記者さんから「本番前にイッちゃってどうすんですか」と笑われちゃいました。

 手塚先生の作品は芸術。今にも動きだしそうで躍動感満点。私のは両手が羽みたいになっちゃってコミカルな感じに。それでもずっと見ていると、愛着がどんどん湧いてきます。

 舐めるのが大好きなのでペロペロしていると、私の肉厚で長い舌が真っ茶色に!最後にサルに塗った着色料が移っちゃいました。もちろん食用なので、安心してベロベロ舐めまくりそうになりました。

 でもこれは、私が作った「世界で一つだけの飴」。そう思うと、もったいなくて食べられない。湿気のないところで保存すれば半年以上は持つそうなので、部屋に飾ってから食べることに。こんな楽しみ方も、他のグルメじゃなかなかないですよね。

 ◆橋本 マナミ(はしもと・まなみ)1984年(昭59)8月8日、山形県生まれの31歳。昨年10月にスタートしたフジテレビ「志村の時間」(火曜深夜)にレギュラー出演中。身長1メートル68、B86W60H88。

 ◇浅草飴細工 アメシン 花火師から転身した手塚さんが2013年に設立。今回訪れた浅草本店工房は製作実演や販売は行わず、体験教室を開催。東京都台東区今戸1の4の3。(電)03(5808)7988。午前11時~午後6時。木曜定休。浅草駅から徒歩約10分。東京・押上の東京スカイツリータウン・ソラマチ4階東京ソラマチ店で実演と販売中。

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