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【橋本マナミの恍惚のグルメ】山芋界の王様「自然薯」のとりこ

[ 2015年9月2日 05:30 ]

「すりおろし生とろ」の弾力に思わず大興奮
Photo By スポニチ

 いまや“国民的愛人”となったタレント、橋本マナミ(31)による官能的食べ歩き企画「恍惚(こうこつ)のグルメ」。猛暑が終わって、夏バテが襲ってくる時期です。ちょっと疲れたあなたにピッタリのお店をサラリーマンの街、東京・神田で見つけました。疲労回復、滋養強壮に効果があるといわれる自然薯(じねんじょ)で実りの秋を迎えましょう。

 夜になると、仕事帰りのサラリーマン、OLでにぎわう神田。駅の北口から歩いて1分の路地に、夏の疲れを吹き飛ばすお店「裏神田 自然生村(うらかんだ じねんじょうむら)」があります。ここは山芋界の王様・自然薯の専門店。自然薯は古くから漢方薬としても使われ、滋養強壮や疲労回復、免疫力を高める効果があるとされてきたんですよ。精を付けるためのパワー食材でもあるんです。

 そんな自然薯の底力を感じることができるのが1番人気「すりおろし生とろ」(550円)。運ばれてきた時に「あれ、お団子ですか?」って思わず聞いちゃいました。これは、山口県産のえりすぐりの自然薯を皮ごとすっただけという一品。自然薯が持つ強い粘り気のためにお団子のようになってお箸でつまめるんです。

 塩とわさびが添えてあって、まずは塩を付けていただきます。食べる前から粘り気に驚きましたが、口に入れると、またビックリ。跳ね返ってくるような食感と、濃厚な山芋の味の中に甘みが襲ってくるではありませんか。まさにおいしさによる快感に酔いしれながら、もう一つ、わさびしょうゆでもいただきました。わさびの辛さが、また甘みを引き立てます。

 昭和の民家のような和風の店内で懐かしい空気に包まれて、お箸を進めていると、リラックスしてきて自然薯の力が体の底から突き上がって来る気がします。

 すでにとりこになりそうな私ですが、名物の「和牛のプリプリホルモンとろろ鍋」(1780円、1人前)で自然薯のまた別の顔を見せられて、メロメロになりました。ホルモンと白菜、白ネギなどの野菜、豆腐などが入った和風だしのお鍋に自慢の自然薯とろろを豪快に上からかけて仕上げます。だしと一緒にいただく自然薯は滑らかで、風味を残しながら喉をスルスルと通っていきます。ホルモンもさっぱり感じて夏バテ気味でも食が進みます。1人前から注文が可能といううれしいお鍋。暑い夏でも人気商品だったそうです。「すりおろし生とろ」は濃厚で存在感抜群でしたが、お鍋の自然薯は爽やかなんです。

 出会った異性でも、ちょっと違った側面を見つけてしまうと気になるようになったりしますよね?いろんな魅力を発揮する自然薯の粘り気を見ているだけで、うっとりしてきます。

 「元祖 自然薯のふわとろ鉄板焼き」(980円)もオススメ。お好み焼き風ですが粉ものは使わず、とろろと卵で作った生地にネギや白菜のほか刻んだガリを効かせています。さっぱりしているので、こちらもたくさん食べちゃいました。元気いっぱいになった私が弾力満点の夜を過ごしたのは、言うまでもありません。

 ◆裏神田 自然生村 芋の実むかご塩ゆで(480円)、自然生の磯辺揚げ(890円)も人気。東京都千代田区内神田3の17の6、小山第3ビル1階。JR神田駅北口徒歩1分、西口徒歩2分。(電)03(3251)0833。午前11時30分~午後2時、午後5時~11時45分。無休(年末年始は休み)。

 ◆橋本 マナミ(はしもと・まなみ)1984年(昭59)8月8日、山形県生まれの31歳。篠山紀信氏とコラボした「digi+KISHIN DVD BOOK マナミ」を販売中。TBSの連続ドラマ「ナポレオンの村」に出演中。1メートル68、B86・W60・H88。

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