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【だから元気】松村邦洋、脂肪減らして芸肥えた30キロダイエット

[ 2017年11月8日 12:00 ]

まっちゃんが跳んだ!!スリムに変身し、軽々とジャンプを披露する松村邦洋
Photo By スポニチ

 30キロダイエットに成功し、まるで別人になったお笑いタレントの松村邦洋(50)。驚きの姿を披露してから1カ月以上が過ぎても体重80キロはしっかりキープしている。減量したことで新たな夢も生まれ、モノマネのレパートリーは“増量”中。おなかの幅は減っても芸の幅は広がっているそのワケとは――。

◆ラーメン屋行ってラーメン食べない 徹底炭水化物抜き◆

 いや〜痩せるといっぱい、いいことありますね!体が軽やかになったのはもちろん、歩くのがホント楽です。階段だって上れます。足の爪もこんなに切りやすくなるとは。そうそう新たな発見もありましたよ。僕にも首があったんだなって(笑い)。あとね、声がよく出るようになりました。以前はこもっているというか、息苦しい感じがしてましたけどね。

 今の体重は80キロ。高校時代と同じくらい。今年1月には身長1メートル64で110キロありました。そこから9月までに30キロ落としました。その後もキープできています。

 まずは食事。炭水化物をあまり取らないようにしています。この前もラーメン屋に行って豚骨味の湯豆腐を食べました。それにトッピングでもやしを入れて。ラーメン屋でラーメンを食べない。なかなかの嫌がらせです(笑い)。

 でも、毎日それほど我慢してる感じはないですよ。ダイエット期間中だって意外に肉、魚、野菜はある程度、量も食べられましたから。ただ、米やパン、パスタは食べませんでした。つらかったのは山口県の実家に帰った時。実家は米農家なので当然、久しぶりに帰れば、親はおいしい米を食べさせたいってなりますよね。でも「僕は食べられない」と言うと「米農家の息子が何を言ってるんだ!」となって…。理由を説明したら「しょうがないな」と言ってくれたんですが、次の言葉が「じゃあパンにするか」。分かってなかったですね(笑い)。

 もちろん米を食べたいと思う時はあります。今までの人生で間違いなく人より多く食べてきましたからね(笑い)。ちょっとした骨休め。人生、トータルバランスが大切です。

◆東京マラソン中に心肺停止で危機感 8カ月の集中節制◆

 次は運動。ジムは週1回。痩せても逆に筋肉量は増えたみたいで50キロのベンチプレスが10回くらい挙げられるようになりました。あとは近所の公園で朝、お年寄りの方たちと一緒にラジオ体操したり。久しぶりに草野球もやりたい。キャッチャーで盗塁を阻止してみたい。高校時代に軟式をやっていたんですが、1試合で27盗塁されたことがあって…。痩せたからって肩が強くなることはないでしょうが、筋肉はついてきているのでビシッと刺せたらいいですね。

 太っている方が僕らしいという声も聞きますけど、それで不健康じゃしょうがない。今回、真剣にダイエットしたのは、やっぱり健康第一ということ。09年の東京マラソンで一時心肺停止になったこともありましたし、マネジャーや周囲からも「健康でいてほしい」と言われてましたから。僕も8月で50歳になりました。体重は減っても年齢は減ることはありませんから。それに応じた生活をしていかなきゃいけません。ちょうどいい機会だったと思っています。

 健康あっての仕事、命あっての物種、命あってのモノマネです。これからもコツコツと長く、仕事をやっていきたい。もう少し体を絞ればもっと高い声が出るかもしれません。顔マネだったら林家正蔵さんに似てきました。あとメガネをかければ山田五郎さん、NHK・Eテレに出ていたワクワクさん(久保田雅人)とか。体重は現状維持、モノマネのレパートリーは“増量”できればいいですね。

 ≪「松村邦洋の独演会4」18日開催≫ 毎年恒例となっている「松村邦洋の独演会4〜信長なら死んでます五十歳記念〜」が、18日に神奈川県鎌倉市の「北鎌倉円覚寺山内 佛日庵」で開催される。今年で4年目。「毎回、大丈夫かなと不安の中でやってます。会場が鎌倉なので、歴史の話を少し多めに入れてみようかなと思っています」と松村。歴史好きな一面を生かし、笑いとの融合に意気込む。水道橋博士、ジグザグジギー、三遊亭兼好も出演。また、高田文夫氏らとともに結成した「いち・にの・さんぽ会」メンバーによる共著「高田文夫と松村邦洋の東京右側“笑笑”さんぽ」(講談社)が発売中。東京の演芸ゆかりの地を巡りながら歩くコースを紹介しており「散歩の楽しさを感じてほしいですね」と話している。

 ◆松村 邦洋(まつむら・くにひろ)1967年(昭42)8月11日、山口県出身。大学生時代にアルバイト先のテレビ局でモノマネをしていたところ片岡鶴太郎に認められ88年に芸能活動スタート。高田文夫氏をまねた「バウバウ」でブレーク。92年からの日本テレビ「進め!電波少年」を皮切りに、現在レギュラー出演中のTBS「アッコにおまかせ!」など数多くのバラエティーやドラマ、ラジオなどで活躍。ものまねレパートリーはビートたけし、中尾彬ら100人以上。

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