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【橋本マナミ 恍惚のグルメ】絡み合う濃厚味噌と野菜…おはし止まらない回鍋肉

[ 2017年10月4日 12:00 ]

あ〜、ご飯が進む〜!笑顔で回鍋肉を食べる橋本マナミ
Photo By スポニチ

 食欲の秋。ダイエットの最中でも、たまにはガッツリお米を食べたい時ってありますよね。そんな時にお勧めなのが、東京・神楽坂で人気の中華屋さん「龍朋」の回鍋肉(ホイコーロー)。濃厚な味噌ダレでご飯が進む。炭水化物、バンザ〜イです。

 花街の風情を残す神楽坂。駅を出て坂を少し下りると「The Lahmen(ザ・ラーメン) 龍朋」の文字が見えてきます。趣のある黄色い看板は、まさに歴史ある街の中華屋さんのたたずまい。

 ドアを開けると、女性スタッフさんたちの「いらっしゃいませ」の優しい声。サラリーマンのほかに、OLさんやご近所のマダムの姿もあります。茶色を基調とした内装も落ち着く雰囲気で、女性1人でも入りやすいお店です。厨房(ちゅうぼう)からは中華鍋で炒める小気味いい音と香ばしいにおいがします。

 人気の回鍋肉(820円)は大きなお肉が特長。一口サイズのお店が多いですが、ここのは1・5倍ぐらい。おっきいのは魅力ですね。豚肩ロースに甘めの味噌ダレがたっぷりと絡むから迷わず、ご飯(大250円、中200円、小150円)を注文です。

 濃厚でコクのある味噌ダレとライスは絶妙のハーモニー。キャベツもピーマンもパリッとした歯応えと、野菜本来の甘みがこれまた味噌ダレと合うんです。家族で回鍋肉をむさぼるようにワシワシ食べるCMみたいに、まさに食欲全開です。

 私、炭水化物が大好きなんです。ご飯やパンの量を減らす炭水化物抜きダイエットをするモデルさんやタレントさんは多くて、私もやってみたことがあるんですが、合っていないみたいだったので、ちゃんと食べて運動するようにしているんです。だから今日は気兼ねなく、アラサー女子禁断の回鍋肉オン・ザ・ライスをやりまくります。

 お店の職人さんに聞くと、味噌ダレのもとになる甜麺醤(テンメンジャン)は自家製。八丁味噌に酒、砂糖、ごま油などを入れて、ほとんど毎朝、作っているそうです。手作りが引き出すほどよいバランス。大きめに切ったキャベツ、ピーマンには油通しがされ、うまみと甘さが閉じ込められているからこのおいしさなんですね。

 まるごと炭水化物をムシャムシャ食べるなら、チャーハン(770円)をお勧めします。ゴロゴロッとした角切りのチャーシューにしょう油ダレが染み込んでいておいしいんです。チャーハンはパラパラしているべきだって思っていたんですけど、味の染み込んだしっとり系もいいって知りました。レンゲですくうたびに幸せになっちゃう。

 この幸福感って炭水化物を充電した時ならではのもの。さあ、これから毎日、走らなきゃ。

 ≪アツアツ麺も最高≫ラーメンもおいしい。女性に人気の「トマトたまごめん」(720円)は炒めたトマトの酸味とふわふわの卵がしょう油味のスープと絡んで絶品です。「りゅうほうめん」(770円)はタンメンのような塩味。モヤシ、キャベツ、タマネギ、小松菜などの野菜炒めが載っていて、いろんなうまみにKOされるのは必至です。

 ◇龍朋(りゅうほう) 東京都新宿区矢来町123。東京メトロ東西線・神楽坂駅2番出口徒歩1分。(電)03(3267)6917。1978年(昭53)創業。営業時間は月〜金曜午前11時〜午後11時。土・祝日は午前11時〜午後10時。日曜定休。月曜が祝日の場合も休み。

 ◆橋本 マナミ(はしもと・まなみ)1984年(昭59)8月8日、山形県生まれの33歳。最新写真集「♯びちょびちょ」(講談社)好評発売中。出演映画「光」(監督大森立嗣)は11月25日に公開される。1メートル68、B86・W60・H88。

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