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【祥子 酒と湯宿と男と女】たんげ温泉 飾らない美しさにどっぷり

[ 2017年7月26日 12:00 ]

川のせせらぎを聞きながら滝見の湯を堪能
Photo By スポニチ

 お色気たっぷりの“謎の美女”祥子(32)が温泉と地酒に酔いしれながら男も女も元気になる名湯を紹介する「酒と湯宿と男と女」。今回は群馬県中之条町のたんげ温泉「美郷(みさと)館」を訪ねました。反下(たんげ)川沿いにたたずむ一軒宿で、日本秘湯を守る会会員というだけに秘湯ムードたっぷり。湯質もすばらしく、仕事ということを忘れそうでした。

 どこか懐かしい雰囲気を漂わせるJR吾妻線中之条駅からバスで約25分。たんげ温泉美郷館は深緑の森林に覆われ、清れつな反下川が流れる奥深い場所に、ひっそりとたたずんでいました。

 館内に足を踏み入れると樹齢300〜500年のひのきを使ったという総ひのき造りのロビー。新潟の宮大工がくぎを1本も使わずに造ったそうで、生き生きとぬくもりさえ感じられます。それは温泉にも共通するものでした。

 お風呂は露天、内湯、貸し切りの6つ。どれに入るか悩むほどでしたが、まずは滝を見ながら入る滝見の湯を選択。内湯ながら川沿いの角2面が総ガラス張りで、滝が反下川に流れ落ちる景観を眼前にしていると、まるで露天風呂に入っているよう。冷え性や神経痛などに効能があるという、ややぬるめのカルシウム硫酸塩温泉が快適さをアシストしてくれました。

 次は本当の露天風呂に向かいましたが、近くの瀬音の湯をのぞいたら自然と浴衣を脱いでいました。ここも内湯なんですが、内部の美しさといったら。ひのきの板壁にステンドグラスの窓がいくつも埋め込まれ、交差する光と反下川のせせらぎ、そして温泉が協奏曲のようになって身体を包んでくれます。

 風呂上がりは隣の反下川に面した川床のような休憩処で陶器入りの地酒を頂きました。陶器には「美郷館」と書かれていますが、中は貴娘酒造の清酒「貴娘」。スッキリとした飲み口で、反下川のように清涼感たっぷり。片隅にはナント!ブランコがあり、ほろ酔い気分で揺られてみたら大自然の中に飛び込むようでした。

 「(余計なものが)何もないのがいいとお客さまは言ってくれます」と館主の高山弘武さん。中之条駅に近い「そばきり吾妻路」で味わった九一そば(そば粉9割)のもりそば(900円)もシンプルでおいしかったように、飾り気のない素朴さがこの温泉の魅力。男性にもいえますが、そういうのって祥子、好きだな〜。

 《サイン入り地酒2人に》祥子が飲んだ地酒「美郷館」(720ミリリットル)にサインを入れて2人にプレゼント。希望者ははがきに住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、〒135―8517、東京都江東区越中島2の1の30、スポーツニッポン新聞社文化社会部「超刊祥子プレゼントたんげ」係へ。8月2日の消印まで有効。発送をもって発表に代えます。

 ◇たんげ温泉美郷館◇

 ▽アクセス 中之条駅からは沢渡温泉行きバス。車は関越道渋川伊香保ICから国道17号など利用

 ▽宿泊 1泊2食付き1万5000円から。日帰り利用はなし

 ▽問い合わせ 美郷館=(電)0279(66)2100

 ◆祥子(しょうこ)1985年(昭60)4月13日、熊本県出身。タレントで温泉ソムリエの資格を持つ。週刊ポストのグラビア連載「謎の美女」で人気に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)に出演中。DVD「とある綺麗なOLさんの妄想」(リバプール)や、写真集「椿」(講談社)など絶賛発売中。身長1メートル64、B85・W58・H86。血液型A。

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