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ハリル監督、采配ピタリ「日本国民皆さんのための勝利」 

[ 2017年8月31日 21:44 ]

W杯アジア最終予選B組   日本2―0オーストラリア ( 2017年8月31日    埼玉 )

<日本・豪州>W杯を決めガッツポーズをするハリルホジッチ監督
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 日本がこれまでW杯本大会、予選を通じて1度も勝ったことのなかった強敵オーストラリアを2―0で破り、1試合を残して6大会連続6度目のW杯出場を決めた。

 バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は出場に王手をかけて迎えた運命の1戦で、先発を大幅にテコ入れ。先発に抜てきしたFW浅野拓磨(22=シュツットガルト)とMF井手口陽介(21=G大阪)がゴールを決めるなど采配がピタリとはまった。

 勝利が決まると、ベンチ前でジャンプし、スタッフと次々に抱き合って喜んだハリルホジッチ監督。試合後は「アリガトウゴザイマ〜ス!」と日本語でスタンドへW杯出場権獲得を報告。「これは日本国民皆さんのための勝利。我々の選手、そしてチームを応援してくれてありがとうございます。皆さんは素晴らしいサポーターです。皆さんのことを本当に誇りに思います。そして、スタッフ、関係者の皆さん、我々と仕事をしてくれてありがとうございます」とマイクを通じて声を張り上げ、選手たちからのウォーターシャワーを浴びると気持ち良さそうにぬぐった。

 日本はホームで行われた昨年9月1日の最終予選初戦で格下のUAEに1―2で敗れるまさかの黒星発進。日本の黒星発進は3カ国以上で最終予選が行われるようになった90年イタリア大会予選(1次予選敗退の90年、開催国で予選免除の02年を除く)以降初めてで、W杯出場確率0%からのスタートだったが、見事ジンクスを打ち破った。

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