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浅野、抜てき弾決める!飢える“ジャガー”「ゴール欲しい」

[ 2017年8月31日 05:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本―オーストラリア ( 2017年8月31日    埼玉 )

代表練習で笑顔を見せる浅野(右)と高萩
Photo By スポニチ

 “ジャガー”浅野が大一番でスタメンに抜てきされる可能性が高まった。雨が降りしきる最終調整。複数の関係者によると、久保や本田らを抑えて主力組の1本目に入ってプレーしたもようだ。

 先発となれば、昨年9月6日のアジア最終予選タイ戦以来、1年ぶり。「自分の立ち位置を確立させたい。ゴールという形で貢献していないので、ゴールを狙っていきたい」と話していたように、W杯アジア最終予選はここ4試合出場機会がないだけに、試合にも結果にも飢えている。

 浅野にとってオーストラリアは絶好の獲物だ。昨年10月の対戦時と違い、今は3バックシステムを導入。必然的にセンターバックの両脇にはスペースが広がる。さらにオーストラリア守備陣のアジリティー(俊敏性)に穴があることも分析済み。ドイツ現地紙によると、浅野の30メートル走タイムは3・67秒で、人類最速のウサイン・ボルトの3・78秒を超えるタイムを計測したという。昨年9月のタイ戦でも、DFラインの背後に飛び出して1ゴールを挙げている。

 ただ、浅野が胸に刻み続けているのはゴールシーンではない。昨年6月のキリン杯ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で後半ロスタイムの決定機にシュートを打たず、パスを選択。ゴールにはつながらず1点差で敗れ、試合後は号泣した。その悔しさ、反省がストライカーとしての闘争心をかき立てている。「ゴールが欲しい。手応えは感じています」。静かに牙を研ぎ、ジャガーが列島注目の大一番を待ちわびている。

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