カープ黒田さんに負けないぞ！広島・千葉がクラブ通算1000得点

＜広島・清水＞前半、先制ゴールを決め、塩谷（右）と喜ぶ千葉

Ｊ１第１Ｓ第７節 広島２―０清水

（4月25日 Ｅスタ）
　メモリアル弾も生まれた広島が、清水に２―０で快勝した。前半２９分、ＭＦ柴崎が左サイドから蹴ったＦＫにＤＦ千葉が反応。頭で流し込み先制点を奪った。これがクラブにとってのＪ１通算１０００得点目となり、クラブ史に名を残したＤＦリーダーは「ゴールのにおいがプンプンしていた。伝説になりましたね」と手放しで喜んだ。

　「きょうはカープが黒田さんが投げると聞いていたんで、話題をもっていかれないようにしようと話していた」と千葉。守備では元ナイジェリア代表ＦＷウタカらに対して体を張り続けるなど“男気”を披露。完封に導き、開幕戦の甲府戦以来となるホーム白星で２連勝を飾った。

　後半３５分には途中出場のＵ―２２日本代表ＭＦ野津田が今季初得点。飛躍を目指す２０歳は「１０００ゴール目がほしかったけど、１００１ゴールは新たな一歩。多くの得点を積み重ねる第一歩にしたい」と言葉に力を込めた。４月に入って連敗を喫するなど失速していた広島。若手の台頭など明るい材料も多く、覇権奪回に向けて再び勢いが出てきた。