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メッシ 不発も「ハッピー」先制弾起点、守備でも魅せた

[ 2014年7月7日 05:30 ]

ユニホームを引っ張られながらもドリブルで駆け上がるメッシ(右)(AP)

W杯ブラジル大会準々決勝 アルゼンチン1―0ベルギー

(7月5日 ブラジリア)
 2試合連続無得点に終わったメッシだが、司令塔として勝利の立役者となった。前半8分にピッチ中央でボールをキープして引きつけると、右前方を走ったディマリアにパス。イグアインによる先制弾の起点となり「4強という最初の夢はかなえた。待ちに待った準決勝に進めることはハッピーだよ」と笑った。

 放ったシュートは前後半の1本ずつだけ。後半ロスタイムにはGKクルトワとの1対1で好セーブに阻まれたが、この日は珍しく体を張った守備を披露。「(中盤に)戻ったり、走ったり、また上がったり、守備をしたり。僕にとっては奇妙な試合だったね」とおどけたエースに、サベジャ監督は「得点しなくても影響力は絶大。まるで砂漠の中の水のようだ」と独特の言い回しで称えた。

 「決勝で戦おう」。バルセロナの同僚ネイマールとの約束がかなわなくとも、メッシのモチベーションに一点の曇りもない。

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