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旋風コスタリカ 無敗で終戦…守護神「顔を上げて国に帰る」

[ 2014年7月7日 05:30 ]

ゴール前、オランダのフンテラール(右)と競り合うコスタリカのGKナバス(AP)

W杯ブラジル大会準々決勝 コスタリカ0―0(PK3―4)オランダ

(7月5日 サルバドル)
 旋風を巻き起こしたコスタリカが初進出の準々決勝で力尽きた。2試合続けてPK戦に持ち込んだが、GKナバスが一本も止められず、FWルイスとDFウマニャが甘いコースに蹴ってオランダGKクルルにセーブされた。

 1930年第1回大会3位の米国以来84年ぶりの北中米勢4強はならず、オランダのPSVでプレーするルイスは「クルルがPKに強いとは知っていたが、きょうはさらに素晴らしかった」と脱帽するしかなかった。

 しかし、今大会最多12得点のオランダに枠内シュート15本を浴びながら120分間では負けなかった。統率されたDFラインはオフサイドを13回も誘発。ナバスはこの日も神懸かりセーブを連発し、3試合続けてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 5戦無敗(PKは記録上引き分け)で大会を終え、守護神は「1敗もしなかったのは凄い。顔を上げて国へ帰れる」と誇らしげ。複数の国からオファーが届いているというコロンビア人のピント監督も「力はなくとも持てるもの全てを出して戦った。価値のあるチームであることを示せたと思う」と胸を張った。

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2014年7月7日のニュース