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代表合宿ケガ人第1号…酒井高 右膝負傷 松葉づえ姿に

[ 2014年5月24日 05:30 ]

宿舎に戻る酒井高

日本代表指宿合宿4日目

(5月24日)
 合宿4日目にして、ザックジャパンに激震が走った。DF酒井高徳(23=シュツットガルト)が午後の練習中に右膝を負傷。MRI(磁気共鳴画像装置)検査のために鹿児島市内の病院へ直行した。

 練習後に対応した原専務理事によると、この日の午後は全て実戦形式の練習が行われ、酒井高はそのゲーム中に負傷した。原専務理事は「バウンドしたボールを競り合ったときに変な転び方をした。無理はさせられないから練習から外れた」と状況を説明。負傷した直後は足を引きずり、スタッフに抱きかかえられながらピッチを出ると、そのまま病院へ向かったという。

 ザッケローニ監督は「時間があるときにやりたかった」と、指宿合宿では初日から4日間連続で2部練習を敢行している。この日までは順調に調整を続けていたが、遂にケガ人第1号が出てしまった。

 メンバー23人の中で最年少の酒井高は、左右のサイドバックを難なくこなせる貴重な戦力。所属するシュツットガルトでもレギュラーとして活躍するなど、指揮官の信頼も厚い。酒井高は今合宿2日目の22日にも発熱を訴えて練習を欠席。翌日に回復し、コンディションを徐々に上げている矢先に思わぬアクシデントに襲われた形だ。

 日本代表は右サイドバックの内田が右太腿の肉離れと腱断裂から復帰したばかりで、不安を抱えている。原専務理事も「あまりひどいケガじゃないといいけど」と祈るように語った。W杯開幕まであと18日。残された時間は決して多くはない。酒井高は検査後、宿舎に戻るとミーティングに参加。しかし、右腕で松葉づえを突き、右膝に負荷のかからないよう歩く姿があった。回復まで長引くようならザックジャパンにとっては大きな痛手となる。

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2014年5月24日のニュース