ザック監督お気に入り３バック！！「必ず効果発揮するときが来る」

３バックの鍵を握る（左から）吉田と今野

ザックジャパン必殺パターンＣ

　パターンＣはザッケローニ監督が１０年夏の就任からこだわってきた３―４―３だ。関係者によれば、自身が最も好むシステムの確認作業にも２３日から着手した。これまでも時間にゆとりのある長期合宿で３―４―３を指導。

　「Ｗ杯の試合でも局面で必ず効果を発揮する時がくる」と常々話しており、システムの精度をさらに高めるため第１段階の国内合宿で早くもおさらいを行った。３―４―３は自らの存在を世に知らしめたウディネーゼの監督時代に初めて導入し、サイドで数的有利をつくることができれば大きな威力を発揮するシステム。ザックジャパンには長友、内田ら運動量とスピードを兼ね備えたサイドバックがそろい、この４年間で熟成させてきた攻撃オプションの完成度がさらに高まれば、指揮官が「集大成」と位置付ける本大会で威力を発揮することになる。