×

「どんどん狙う」本田ミドルで3戦連発宣言!

[ 2009年11月12日 06:00 ]

練習でボールをキープする本田圭佑。左は松井大輔

 南アフリカに遠征中の日本代表は11日、ポートエリザベス市内で2部練習を行った。右内転筋痛肉離れで遠征を辞退したMF中村憲剛(29=川崎F)の定位置だった左MFをめぐり、し烈なポジション争いがぼっ発。MF本田圭佑(23=VVVフェンロ)はミドルシュート、MF松井大輔(28=グルノーブル)はワンツーで定位置獲得をアピールする意気込みを示した。

【日本代表メンバー


 練習とは思えない迫力だった。11日午前に行われた4対4のミニゲーム。闘争心むき出しの本田が強烈な左足シュートを何度も繰り出した。「オランダ(の公式球)と比べてボールがかなり軽い。変化しやすいしシュートレンジも広がる。フリーでボールを持てたら、どんどん狙いたい」。中村憲の故障離脱により、左MFの定位置争いがし烈を極める中、積極的なミドルシュートで存在感を示した。

 10月10日のスコットランド戦、同14日のトーゴ戦と国際Aマッチ2試合連続得点中。所属するVVVフェンロでは公式戦7試合連続無得点に終わっているが「オランダでは常に自分にマンマークが付くので、フリーになるにはドリブルやフリーランニングでマークを外さないといけない。でも代表ではフリーでボールを受けられる機会は多い」と説明し「VVVフェンロより代表の方が得点しやすい?そりゃそうでしょ。全然違うでしょ」と3戦連続弾は余裕と言わんばかりの表情を見せた。

 最も得意とするポジションは右MFだが、VVVフェンロではトップ下に加え、3トップの中央など攻撃的位置ならどこでもこなす。「FWはたくさんいるので、今回はFWでのプレーは想定してない。でも、やれと言われれば、どこでもやりますよ」。左MFでの出場に向けて、中央に切り込んでの右足シュートも特訓中。ビッグマウスから有言実行になりつつあるレフティーが、南アフリカ戦の先発を射止めるため、必死のアピールを続けていく。

続きを表示

2009年11月12日のニュース