今週の丸山元気!

天皇賞・春 スタミナ豊富なヤマニンボワラクテ 「持ち味生かす」

[ 2016年4月29日 05:30 ]

 今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。GIにも騎乗させていただきますし、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。
 
 フレンチイデアル(土曜10R)は500万で勝ち負けできる力はあります。当日の気配次第ですけど、テンションが上がらなければチャンスがあってもいい馬です。
 
 ヤマニンボワラクテ(日曜11R)は初めて乗らせて頂きますが、スタミナが豊富ですし、最近は重賞やオープンでも崩れていませんからね。いいメンバーが揃いましたが、この馬の持ち味を生かせるように乗りたいと思います。
 
 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(4月30日・新潟)
 3R アメジストデュー ☆
 色々な条件を試しているが、成績が一息。ダート短距離2戦目で、少しでも前進があればいいが…。前走は厳しい展開だったモズワッショイ、先行力十分のミディ、差す競馬で前走進境が窺えたアーリードライヴが上位候補か。
 
 5R ズヴェレーン ☆
 プール併用で入念に調教は積まれているが、まだ鋭さが一息。使って良くなるタイプか。前走は既走馬相手に鋭い末脚を見せたジュントップヒトミ、距離短縮は好材料のキャノンストリート、平坦の方がもうひと伸びできそうなエーデルメイシュが上位候補か。

 6R テイエムナナヒカリ ☆☆
 新馬戦では直線で長くいい脚を使い2着。上がりの速い決着では分が悪く、中間の雨は歓迎。少し時計がかかるようなら上位食い込みも。競馬を覚えてきたミュートエアー、初芝の前走が見せ場十分だったルナーランダー、控える競馬で2着と前走収穫大のコスモシャンティが上位候補か。

 9R ブルーミーフラワー ☆☆
 展開に左右される面はあるが、毎回終いの脚は堅実。ハイペースになれば上位食い込みも。昇級初戦で2着といきなりメドを立てたゴールドエッグ、タメが利けば終いは伸びるドラグーン、新潟は相性が良いパラダイスガーデンが上位候補か。

 10R フレンチイデアル ☆☆☆☆
 前走は外々を回らされるロスがあり5着だったが、好メンバー相手に3着した2走前のからまつ賞は評価できる。ロスなく立ち回れば上位争い可能。前走の終いの脚が目立っていたレイリオン、いい決め手を持っているフリームーヴメント、器用さがあるジェイラーが強敵か。

 11R ウチデノコヅチ ☆
 1000万に昇級後は2桁着順続き。直線競馬で少しでも変わり身があればいいが…。優秀な時計で500万を勝ったスマートエビデンス、安定感が出てきたエルカミーノレアル、前走は出負けが応えたアースエンジェルが上位候補か。

 12R レジメンタル ☆☆☆
 もう一押しが課題だが、終いは堅実で安定した成績。雨の影響で少し時計がかかるようなら食い込みも。前走は脚を余したパリカラノテガミ、距離短縮は好材料のクワトロガッツ、長くいい脚を遣えるクローディオが強敵か。

 ●日曜日(5月1日・京都)
 1R アップセットウィン ☆☆
 初戦は追走に戸惑うところがあったが、直線では差を詰めて7着。2戦目で流れに乗れれば前進は可能か。いい決め手を持っているオールスマイル、久々も仕上がり抜群のナオミベガス、距離短縮は好材料のフジクイーンが上位候補か。

 2R ゴールドマリーン ☆
 ここまで6戦しているが、ワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けがないと…。渋太さが出てきたタガノフォルトゥナ、近走は出遅れが応えているベストワークス、先行力があるエーティーチャンプが上位候補か。

 3R シャインレイ ☆
 初戦が12着大敗。血統馬で素質は秘めていそうだが、もう少し経験が必要な印象。強敵相手に惜しい競馬をしてきたチャイマックス、器用さがあるザッツイット、粘り強いマイネルインディゴが上位候補か。

 5R ウメマツサクラ ☆☆☆
 2走前は距離が長く8着に敗れているが、短距離では上々の粘りを見せて上位争いをしている。先行有利な今の芝は好材料で、スムーズに先手を奪えれば粘り込みも可能か。前走は初芝で1着と適性示したコーディネーター、休養を挟み前走快勝のワイエムデマクール、距離短縮は歓迎のダイアナヘイローが強敵か。

 11R ヤマニンボワラクテ ☆☆
 近走は重賞でも差のない競馬をしているように力を付けている印象。スタミナ豊富で京都3200メートルに替わるのはむしろ歓迎。相手はかなり強いが、渋太さを生かせる展開になればアッと言わせる場面があっても。叩いて型通り良化しているゴールドアクター、抜群の動きを見せたフェイムゲーム、勝ち切れないが毎回強い競馬をしているサウンズオブアースが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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