末脚光るトシストロング　差し利く馬場で上位争い期待

　今週は土日合わせて１４鞍に騎乗します。楽しみな馬がいますし、いい結果を残せるように今週も頑張ります。

　エンジェルミディ（土曜７Ｒ）は追い切りの動きは悪くはありませんでした。あとは中央の５００万のメンバーに入ってどこまでやれるかですね。

　トシストロング（土曜９Ｒ）はいいですね。終いの脚がしっかりしていますし、今の差しが利く馬場も合っていますからね。チャンスはあると思います。

　テップシー（日曜１Ｒ）はいい頃と比べるとまだもうひとつですけど、この馬なりに徐々に良くはなってきています。このメンバーなら着はありそうですね。

　ハイフロンティア（日曜９Ｒ）は中距離で安定してきましたね。極端に時計が速くなるとどうかですけど、今回も大崩れはないと思います。

　今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
●土曜日（５月１６日・新潟）
２Ｒテンザリッチ　☆
　２桁着順続きでメドが立っていない。手薄なメンバーだが恵まれないと・・・。前走の走破時計が優秀なマイネルライヒ、長くいい脚を使うディーエスレイザー、減量騎手起用のダンツエイカンが上位候補か。

６Ｒリージュ　☆
　今回が初出走になるが、追い切りの動きや時計は平凡。使いつつ良くなってからか。ダッシュ力が上位のハネムーンソングとワンダーグロワール、距離短縮は好材料のルールブルーが上位候補か。

７Ｒエンジェルミディ　☆☆
　中央再転入初戦になるが、園田の成績は水準レベル。過去の対戦比較からも通用する下地はあり、中央５００万でも差のない競馬ができそう。前走惜敗も安定感があるヤマニンアタシャン、堅実なスイートガーデン、距離短縮で一変したラフィネシチーが上位候補か。

８Ｒブレヴァン　☆☆
　１６００万の馬と互角の動きをするなど、追い切りの動きは上々。中央再転入になるが、ローカルのメンバーならそう差はない。実績あるダートに戻るカレングラスジョー、新潟は好相性のハーストイーグル、一叩きされて上積み十分のルスナイスナイパーが上位候補か。

９Ｒトシストロング　☆☆☆☆
　近２走は直線で目立つ脚を使い追い上げるも、内めを通った先行馬が有利な福島の馬場に泣かされた印象。差しが利く今の新潟なら勝機も十分。堅実で完全復調のクリノコマチ、一叩きされて動き良化のプラチナブロンド、決め手上位のクラウドチェンバーが強敵か。

１０Ｒレインオーバー　☆
　出遅れ癖がネックで５００万での成績は一息。現状では展開が向かないと・・・。１０００万でも差のない競馬をしているリボントリコロール、復調気配のシンボリジャズ、終いの脚が堅実なレッドグルックが上位候補か。

１２Ｒレネットグルーヴ　☆
　過去に現級勝ちの実績はあるが、近走がワンパンチ足りない競馬続き。芝に戻してどこまで変わるかだが・・・。好仕上がりで決め手も上位のリヴィエール、好時計で未勝利勝ちの実績があるエイシンノーティス、新潟外回りは合うバトルジェジェジェが上位候補か。

●日曜日（５月１７日・新潟）
１Ｒテップシー　☆☆☆
　テンに行ける脚がなく詰めが甘い印象だが、毎回終いの脚は堅実。丸山騎手は強気なコメントではないが、低調な今回の組み合わせなら完調手前でも上位食い込み可能。一息入れて立て直したピアレスピンク、ダート替りで一変したジェルヴェーズ、前走の終いの脚が目立っていたスノーグースが強敵か。

２Ｒタイキラトナンジュ　☆☆
　２走前の１４００メートルの粘りが良かったように、１７００メートルから距離が短縮 されるのは好材料。手薄なメンバー構成で、前々で運べれば上位食い込み可能。前走は厳しい展開だったデルマヨタロウとディスティニーガイ、控える競馬でメドが立ったファミリーズオナーが上位候補か。

５Ｒペルセフォネ　☆
　初戦が１１着。距離短縮とリフレッシュ放牧の効果でどこまで変わるかだが・・・。 安定感があるジューンロディ、終い堅実なプラントアゲン、前走は４角で弾かれる不利があったベツァオバーンが上位候補か。

９Ｒハイフロンティア　☆☆
　距離を１８００メートルに延ばしてから安定感が出てきた印象。自在に立ち回れる強みもあり、展開ひとつで上位食い込み可能。体が絞れて状態上向きのアダムズアップル、先行力があるシーリーヴェール、長くいい脚を使えるウェルウィッチアが上位候補か。

１０Ｒメランコリア　☆☆
　前走は砂を被る形で後退したが、テンのスピードがあり直線競馬の適性はありそう。低調なメンバー構成で変わる可能性はある。終い堅実なリターンストローク、追い切りの動き上々のアズマクィーン、揉まれ弱くバラけやすい直線競馬は合いそうなサンクタリリアスが上位候補か。

１１Ｒサウンドメモリー　☆☆
　昇級初戦の前走は１２着だったが、直線で窮屈になる不利があり参考外。新潟外回りは歓迎で、変わる可能性は十分。ここにきて体質強化がうかがえるショウナンマルシェ、好仕上がりで鉄砲実績もあるカレンケカリーナ、前走は不利があり力を出せずに終わったレッドオーラムが上位候補か。

１２Ｒモントボーゲン　☆
　５００万ではメドが立っていない現状。再度、芝を試してどこまで変わるかだが・・・。前走は前が塞がり消化不良のアースプレイ、中央５００万でもメドが立ったセルリアンシュロス、新潟向きの決め手があるファイナルブローが上位候補か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８ 日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。