今週の丸山元気!

中京に好イメージ 末脚自慢のケツァルテナンゴ 十分にチャンスある 

[ 2015年3月20日 05:30 ]

 今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。今週もテン乗りが多いのですが、成績を見ると楽しみな馬がたくさんいます。いい結果を残せるように頑張りたいと思います。

 ケツァルテナンゴ(土曜11R)は中京で勝っていますし、前走も最後の脚は良かったですからね。今の中京は合いそうなイメージがありますし、相手は強くなりますが、この馬も十分チャンスはあると思っています。

 シゲルギオンマツリ(日曜1R)は前走のような軽い馬場よりもパサパサの良馬場の方がいいですね。中京も合いそうですし、もっとやれると思います。

 ビューロクラート(日曜7R)は少し難しい面があるので、極端な競馬の方が合いそうですね。ただ、今回は出戻り初戦。ここでどこまでやれるか試金石になりそうです。

 今週も応援をよろしくお願いします。

【山崎の見解】
●土曜日(3月21日・中京)
1Rアライドメジャーズ ☆
 4戦して全て2桁着順。距離延長でどこまで変わるかだが…。終い堅実で中京は相性が良いフェブカリエンテ、追い切りの動き抜群でダート替りは歓迎のケルンダッシュ、前走の末脚が見所十分だったトミケンシャルゴーが上位候補か。

3Rダイワカリエンテ ☆
 過去に500万勝ちの実績はあるが、近走成績が一息。久々のダートでどこまで変わるかだが…。長くいい脚を使い中京の方が持ち味が生きそうなプラネットスコア、前々の競馬なら渋太いプレフェリート、ブリンカー着用で行きっぷりが良くなったホワイトポピーが上位候補か。

7Rトワイライトキッス ☆☆
 新馬戦で1番人気に支持された素質馬。休み明けになるが、最終追い切りで先着するなど休養前より動きは良化。立て直した今回は変わる可能性も。競馬センス上々のコンチャフラメンカ、初戦の末脚が目立っていたゴールドエッセンス、堅実なグランディフローラが上位候補か。

8Rリライブナカヤマ ☆
 500万ではワンパンチ足りない競馬続き。ダート替りは好材料だが、恵まれないと上位争いは…。安定感が増してきたデンコウリキ、中京で現級勝ちの実績があるアドマイヤキンカク、徐々に復調気配のレオネプチューンが上位候補か。

10Rジャングルパサー ☆
 現級での好走歴はあるが、休み明けで追い切りの動きは平凡。メンバーも揃った印象で、使いつつ良くなってからか。500万なら実績上位のローハイド、中央転厩後も安定した成績のダノンロンシャン、1000万でも勝ち負けの競馬をしているサイモンラムセスが上位候補か。

11Rケツァルテナンゴ ☆☆☆
 前走は直線で前が壁になり仕掛けが遅れたが、それでも勝ち馬とは0・4秒差。中京で勝ち鞍があり、最終追い切りでも古馬1600万に先着するなど動きは抜群。混戦の今回のメンバーなら上位食い込みも十分可能。距離短縮で末脚に磨きがかかったフミノムーン、大崩れが少ないブリクスト、立ち回りが上手で堅実なアポロノシンザンが強敵か。

●日曜日(3月22日・中京)
1Rシゲルギオンマツリ ☆☆
 前走は脚抜きのいいダートで前が止まらない馬場状態のなか、後方から差を詰めて5着。今回がキャリア3戦目で伸びしろは十分。良馬場で上がりがかかれば上位食い込みも可能。マイペースなら渋太いティンバレス、初出走だが追い切りで水準以上の時計をマークしているナムラケイト、前走は初ダートで2着に好走したバラブシュカが上位候補か。

3Rトミケンモヴェール ☆☆
 前走は外々を回るロスがありながらも勝ち馬とは0・5秒差。直線の長い中京替りは好材料で、流れひとつで上位食い込みも可能。ダートでは安定しているハクサンフレンチ、先行力があるオレンジピークス、好仕上がりでダート替りも歓迎のサフランスターが上位候補か。

5Rカシシ ☆☆☆
 現3歳オープンのテンダリーヴォイスやアポロノシンザンなどの強敵相手に差のない競馬をしてきた馬。距離短縮と広い中京替りは好材料で、今回の手薄なメンバーならガラッと変わる可能性も。マイペースで運べそうなブライトボイス、馬体が良く競馬を1度経験した効果も見込めるレッドファーレン、前走は折り合いを欠いたジェットが上位候補か。

6Rセプティエーム ☆☆
 ワンパンチ足りない競馬続きだが、好馬体で素質は秘めている。チークP着用で真面目に走れば上位食い込みがあっても。動き抜群で終いの脚も堅実なアドマイヤロケット、直線の長いコースは合うレジメンタル、一叩きされて動きが変わってきたサンデーウィザードが上位候補か。

7Rビューロクラート ☆☆
 気難しい面は残るが、地方での3勝が全て大楽勝。先手を奪えれば渋太く、中央500万でも通用しそう。一叩きされて動きが良くなったキョウエイマグマ、安定感があるナリタロック、左回りは良績が多いダテノハクトラが上位候補か。

8Rパンズラビリンス ☆
 近走が負け過ぎの印象。リフレッシュ放牧の効果と久々の芝でどこまで変わるかだが…。コース問わず終いの脚が堅実なビキニスタイル、前々の競馬なら渋太いテイエムサンビカ、少し時計のかかる今の馬場は合うイメージガールが上位候補か。

10Rコウセン ☆☆☆☆
 中山のような小回りよりも広いコース向き。追い切りの動きも抜群で、今回の相手なら巻き返しは十分可能。折り合い面から1400メートルに短縮されるのは好材料のチョコレートパイン、前走はゴチャついてチグハグな競馬だったサフランスカイ、中京は相性が良いスリーカーニバルが強敵か。

11Rメイショウテッサイ ☆
 1000万に昇級後はワンパンチ足りない競馬続き。年齢的にもガラリ一変までは…。すんなり単騎で逃げられそうなハドソンヤード、好仕上がりで素質も高いコルサーレ、終い堅実なシャドウウィザードが上位候補か。

12Rロスヴァイセ ☆☆☆☆
 前走は昇級初戦に加えて、前が残る展開のなか後方から追い込んできて、勝ち馬と0・2秒差。休み明けだが好仕上がりで、中京に替われば一気の差し切りも十分。底を見せていないワイルドエクセレント、終い堅実なビッグギグ、中京は相性が良いオールブラックスが強敵か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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